カンボジアの小学校で表彰される
大学2年生の夏休みに高校時代の友達と2週間かけてベトナム、カンボジア、タイと周遊しました。
カンボジアには3日ほど滞在し、そこでは世界遺産の定番
アンコールワットを早朝から巡り、そのオーラに感動。
事件が起きたのはその日の午後です。
昼過ぎにホテルには戻って、暇だったのでフロントにいた
お兄さんにカンボジアのおすすめスポットを聞いたのですが、
そこでトンレサップ湖という湖をボートで観光するというものがあると聞き、
楽しそうだね、ということでその場で行くことを決断。
トゥクトゥクという東南アジア式のタクシー
で湖畔まで連れて行ってもらい、そこで湖ツアーの方々に船に乗せてもらいました。
ツアーのメンバーは僕たち3人組と
、運転手の寡黙なおじいさんと、
下ネタ好きな30歳くらいの兄さん。
すぐに船は出発し、船旅が始まりました!
素晴らしい眺めの中、
船の先端に座ってビールを飲みつつ湖をクルージング。
このときまでは最高の気分でした👌
その後、湖の上に船が連なって上で人々が生活している場所がある⛵️
ということで、そこに連れていってもらうことに。
船の町に着き、椅子に座るとすぐに、40cmくらいの巨大な川魚🐟
とビール🍺が振る舞われ、
「二千円だ。」
と言われました。
全然注文していなかったので少し違和感を覚えはしましたが、
まあそれまでが楽しかったので普通に払いました。
しかしその後兄さんが勝手に地元のメンバーみたいな
同世代の男たちを呼び始めて🙋♂️
その人達が
僕たちの川魚を食べ始める。
机にあったビールもどんどん飲む。
それおれの魚だよ😅
と言うべきだったのかも知れません。
しかし気が弱い僕たちはそれが出来ず、魚は気づけば骨だけに…☠️
その後また船は出発し、クルージング再開。
案内の兄さんが嫌いになり始めていた僕たちは、もうツアーを終えて帰りたいということを要求。
しかし兄さんは
「ダメだ。」
と言って聞いてくれず、どんどん水平線の先に船を進めて行きます。
これ拉致されてるんじゃないか?
と
僕たちの不安感はどんどん高まっていきました…😨
そしてすっかり沈黙状態になった一行がたどり着いたのは、小さな倉庫。
ここで襲われてトンレサップ湖に沈められるのか、と半分覚悟しました。
しかし真面目な顔になった兄さんがこう言う🙎♂️
「この町にはたくさんのファミリーが住んでいて、隣にある小学校には子供がたくさん通っている。👦👧
しかしご飯がたりないんだ。
ここにあるお米を買って、それを寄付してくれないか!」
この兄さんのことをすっかり信用できなくなっていた僕たちは寄付をしようという気持ちには全然なれませんでした。
しかし、この男に案内されないと
地獄のクルージングから解放されない。
僕たちは交渉を重ね、お米の隣にあったカップラーメンの詰め合わせを3千円くらいで購入し、
小学校に寄付することを決めました。
すると奥から小学校の校長先生👨🏻🏫
と名乗る人物がやってきて、
なにやら表彰式みないな雰囲気に。
栄光を讃え賞を送る
みたいなことを言われましたが、
あれほどムスっとした顔で表彰される生徒たちはあの小学校オープン以来初だったことでしょう😅
その後も色々揉めながらなんとか岸辺に着いた時は本当にクタクタでした💦
皆さんはトンレサップ湖ツアーには注意してください。笑